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共創編

画像提供 : JR東日本

JEIS STORIES

ICTのチカラで、次世代の「街」を。

システム基盤部 アドバンストネットワークプロジェクト

JR東日本が手がける「次世代の街づくり」。
その根幹を担うICTインフラをJR東日本と共に構築するのがJEISだ。
このビッグプロジェクトにおいて、
前例のない挑戦を続ける技術者たちに焦点を当てる。

  • 萩野 雄大 YOSHIHIRO Hagino

    システム基盤部 アドバンストネットワークプロジェクト

    YOSHIHIRO Hagino

    2007年入社。経済学部出身。
    「世界最大級の鉄道会社」を支えてきた歴戦のネットワークエンジニア。
    本プロジェクトの責任者を務める。

  • 中里 皓太 NAKAZATO Kouta

    システム基盤部 アドバンストネットワークプロジェクト

    MAKOTO Takaki

    2024年入社。法学部出身。学生時代は情報系未経験であったが、
    「素直さ」と「タフさ」を買われて、この一大プロジェクトに抜擢される。

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前例のないプロジェクトに挑む。前例のないプロジェクトに挑む。

JEIS STORIES
01

ひと、自然、テクノロジーをつなぎ、世界で最も生命力が溢れる街へ。高輪ゲートウェイシティの開発は、JR東日本最大のまちづくりプロジェクト。街を100年先の心豊かなくらしのための実験場と位置づけ、多様なパートナー、周辺地域の方々との共創によるまちづくりを進めている。その根幹を担うネットワークインフラの構築をJR東日本と共に推進するのが、JR東日本グループのICTをリードする技術集団・JEISだ。この事業への参画が決まった時、プロジェクトメンバーたちは、一様に胸の高鳴りを抑えられなかったそうだ。
「『街を拓く』というプロジェクトは、JEISにとって初めての試みでしたし、技術的な面でも、世界的に前例がない最先端の技術かつ最大級のネットワーク構築を行うことが求められていました。技術者として、これ以上のやりがいはありません。社会への貢献度・影響力の大きいプロジェクトを牽引する役割を担う。これまでにさまざまなプロジェクトを経験してきましたが、これほどの高揚感を抱いたのは初めてでした」(萩野)
「文系出身の新入社員に、前例のないビッグプロジェクトに参画する機会が与えられた。配属が決定した瞬間は、とにかくビックリしましたし、これから待っているチャレンジに心が躍りました。今はまだ、右も左もわからない状態だけれど、懸命に仕事に向き合い、その期待に応えたい。その一心で研鑽に励んでいるところです」(髙木)

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道なき道に、光を示す。道なき道に、光を示す。

JEIS STORIES
02

前例のないチャレンジ——。聞こえのいい言葉だが、それを具現化していくプロセスは決して簡単なものではない。プロジェクト発足時は、社内の足並みが揃わず、思うように物事が進まなかったという。
「扱うテーマも、技術も前例がない。振り返ってみると、発足当初は、やり遂げられるのかという不安が先立ち、私を含むプロジェクトメンバーは何から始めれば良いのかわからない状況でした。そこで、私が最初に取り組んだのが、『成功への道すじ』を明らかにすることでした。目指すべきゴールはどこか。そのために、何をすべきか。本プロジェクトが加速していったのは、そこからです」(萩野)
プロジェクトを牽引するリーダーとして、道なき道に光を示した萩野。しかし、その後も彼らは数多の困難に直面し続けることになる。とくに苦労したのは、なじみのない建築・建設業界の商習慣。たとえば、設計や使用するネットワーク機器に変更があった場合、その都度、関係各所の承認を得なければならないなど、厳格なプロセスを踏む必要があった。
「ネットワークは、セキュリティや防災など、あらゆる設備に関わるため、参加する会議が多いのが印象に残っています。会議では、建築やICTの専門用語が飛び交い、内容を理解できないことも多いです。意識しているのは、わからないことを放っておかず、必死に食らいついていくこと。どんなに多忙でも、丁寧に教えてくださる先輩の存在に助けられています」(髙木)

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この街と共に歩んでいく。この街と共に歩んでいく。

JEIS STORIES
03

高輪ゲートウェイシティの開発は、今後、数年にわたって継続していく。彼らのプロジェクトはまだ道半ばであるが、2024年度末には、街の中心となる複合施設が完成。そのタイミングで「まちびらき」も行われる予定だ。
「プロジェクトを推進していくにあたって、常に思い描いていたのは、この街に集う人々の笑顔でした。自らの仕事が、地図に記されるひとつの街となり、多くの人々でにぎわっていく。未来に想いを馳せながら、自らの使命を全うしたいと考えています。そして、このチャレンジは、JEISに新たなビジネスを起ち上げるためのものでもあります。今、ここで活躍しているメンバーや、これから入社してくる若き才能たちが、いつの日か事業の中核となり、新たな可能性を切り拓いてくれることを期待しているんです」(萩野)
「現在のチームに配属されて1か月。いまだにわからないことも多いですし、ひとつ何かを学んでも、先輩たちの背中が遠く感じています。けれど、このプロジェクトに配属され、少しずつ街がかたちになっていくのを見ながら、『よりよいまちづくりに貢献したい』という想いは、より強いものになっています。チャンスをいただいたからには、そこに成果で応えられる存在にならなければいけません。この街と共に歩み、共に成長していけるように全力を尽くしたいと考えています」(髙木)
街を拓くという前例のない挑戦。プロジェクトメンバーたちの懸命な努力によって、その道は切り拓かれた。歩み続けたその先には、まぶしいほどの未来が待っているはずだ。