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創造編

JEIS STORIES

鉄道利用をもっと便利に。
もっと快適に。

「えきねっとアプリ」開発プロジェクト

スマートフォンで何でもできることが、当たり前の時代。
ネット上で特急券・乗車券を購入し、チケットレスで利用することができる。
鉄道サービスもより便利に、快適に生まれ変わろうとしている。
多くの人が利用する、身近なアプリを開発し、それが世に出る。役に立つ。
入社3年目の技術者たちが挑んだ「新たな価値の創造」に迫る。

  • 山内 夏織 YAMAUCHI Kaori

    駅サービスシステム部 
    インターネット開発プロジェクト

    YAMAUCHI Kaori

    2017年入社。社会情報学部出身。グループICT推進室ソフトウェアデザイングループから
    異動して、現在の部署へ。「えきねっとアプリ」のプロトタイプ開発段階から、
    同プロジェクトに携わっている。

  • 依岡 輝 YORIOKA Hikaru

    駅サービスシステム部 
    インターネット開発プロジェクト

    YORIOKA Hikaru

    グループICT推進室ソフトウェアデザインG、イノベーティブソリューション部スマートアプリ開発Gを
    経験し、同部署へ。
    大規模な開発プロジェクトには今回が初めての参画。

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新たな価値を、主体的に創造する。新たな価値を、主体的に創造する。

JEIS STORIES
01

インターネット上で新幹線や在来線特急の指定券を予約できる「えきねっと」は会員数1,000万人を超えるJR東日本のサービスサイトだ。2018年、このサービスをアプリ化し、より便利に快適に利用できるようにするためのプロジェクトがJEIS内でスタートした。
「プロトタイプとなるアプリを先行開発し、お客さまであるJR東日本に提案していく……。JEISでは初めての試みとなるプロジェクトでした。JR東日本グループのICTをリードする技術集団として、新たな価値を主体的に創造する。私たち社員にとっても、大きなチャレンジでした。お客さまの反応も『これ、いいね!』と上々でした」(山内)
JEISの提案はお客さまのニーズに合致し、導入が決定。「えきねっとアプリ」の本格的な開発プロジェクトが始まることとなった。ミッションは、既存のサービスサイトが持つ機能をアプリで実現すること。そして、来春を目途に導入予定の新幹線のチケットレス化に対応すること。2段階のフェーズに分けて、アプリの開発が行われることが決まった。
「多くの人々が利用する身近なサービスを手掛けることができる。そこにかつてないやりがいを感じていました。今回のような大規模な開発プロジェクトは初めての経験でしたが、臆することはまったくありませんでしたね」(依岡)

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こだわり抜く理由は、ただひとつ。こだわり抜く理由は、ただひとつ。

JEIS STORIES
02

既存のサービス・機能をアプリに実装する。言葉にしてしまえば、簡単そうにも思えるが、現実はそう上手くはいかない。「えきねっと」は2001年からサービス提供を開始し、機能を拡張してきた巨大なシステムだ。そのため、それがどのような仕組みで動き、どのようなデータが連携しているのかを正確に理解することが極めて困難であったという。
「『えきねっと』のシステムを知らなければ、どのようにアプリを構築するかもわかりません。そのため、仕様書を読むことに加え、ソースコードを読み解くことで理解を深めました。アプリは作って終わりではなく、スタートラインに立っただけで、進化を続けていくアプリの今後を考えると、すべてのファクトをクリアにしておく必要があったんです」(山内)
大規模なシステムのソースコードを一つひとつ読み込み、そのすべてを理解する。それは、気が遠くなるような作業だった。それでも、その方法を選んだ理由はただひとつ。より便利で、快適なサービスを届けたいという想いが強かったからだ。
「もうひとつ、こだわり抜いたのが、デザインや使い勝手のよさです。開発パートナー企業の協力を得て、モニターを集め、より最適なユーザーインターフェースを目指しました。使う人はどう感じるのか。こうしたらどうだろう。試行錯誤の結果、生まれたアプリが世に出たときは本当に嬉しかったですね」(依岡)

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さらなる高みを目指して、挑戦は続く。さらなる高みを目指して、挑戦は続く。

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03

2019年11月。メンバーたちの努力は結実し、「えきねっとアプリ」は無事にリリースを果たした。ただ、まだプロジェクトは第1フェーズが終了したばかり。現在は、新幹線eチケット対応の機能実装を目指している。
「このサービスは、第1フェーズと異なり、既存のサービスではなく、まったく新しいサービスとなるため、検討することが非常に多く苦戦する日々が続いています。でも、折れているヒマなんてありません。まだまだ改善したいことが山積していますから」(依岡)
リリースされたアプリのレビューには、「もっとこうしてほしい」という改善の要求や、苦心して開発したユーザーインターフェースへの満足の声が寄せられている。それが、さらなる挑戦欲求につながっているのだという。
「路線の検索から予約・購入までをシームレスにする。現時点では、お客さまが望む全ての機能を実装できているとは言えません。ただし、このアプリはこれから進化していくもの。より便利で、快適なサービスを実現することで、より多くの人々に喜んでもらいたいと思っています」(山内)
手応えは感じている。けれど、そこで満足することは決してない。さらなる高みを目指して、JEISの挑戦はこれからも続いていく。