INTERVIEW鉄道を安全に、快適に。
「運転報システム」
鉄道システム部
下村 俊紀SHIMOMURA Toshiki
2017年入社
鉄道システム部
下村 俊紀SHIMOMURA Toshiki
2017年入社
学生時代は、毎日のようにアルバイト。
居酒屋で料理長を、喫茶店ではバイトリーダーを務めた。
そこで学び、身につけた「工夫→実行→改善」のサイクルは、
システム開発に大きく役立っているという。
社会基盤を支える仕事がしたい。そこで、大きく成長したい。そんな想いで就職先を探していました。社会の発展を考えた時に、ICTの活用は必要不可欠であると思いました。人々の生活になくてはならない鉄道をICTで支援するJEISは、まさに理想の環境でした。
入社後に配属されたのは、鉄道システム部。在来線を担うシステムを開発・運用保守していくチームです。扱うシステムは、輸送計画に関わるものから、鉄道のオペレーション、設備の保守に至るまで実に多様なものです。JR東日本に提供するシステムを通じて、数多くの人々の暮らしを支えることができる。入社当時に思い描いていた仕事ができていることに、確かな喜びを感じているところです。
今まさに担当している、輸送総合システムの大規模リプレイスです。私が担当しているのは、駅で働く多くの人が輸送計画を見ることができる「運転報システム」です。現在は、2023年のリプレイスに向けて、お客さまに機能や画面の提案を行っているところです。
SEはひたすらパソコンに向き合っている仕事だと思っている人も多いでしょうが、私たちは何よりも「現場」を大切にしています。鉄道業務を間近で見て、そこで働く人に話を聞き、そのニーズを新たな機能としてシステムに落とし込んでいく……。机上でデータを基に議論を繰り返していても、安全かつ快適な鉄道運行を実現することは絶対にできません。目的はシステムをつくることではなく、現場に価値をもたらすことです。いい加減な仕事をしていては、人々の命に関わることだって起こりかねません。本プロジェクトにおいても、駅や乗務員区所での現地調査を徹底していますが、真摯に使命に向き合うことの大切さを痛感させられています。
自らの関わったシステムで鉄道を支えている。そのことに尽きます。直接、鉄道を利用される人からお礼を言われることはありませんが、駅で働く人を見た時などは、自らの仕事を誇りに思うことができます。また、自然災害の影響でシステムが障害を起こすこともあり、そうした緊急事態の際にはチームが一丸となって復旧に臨むことになります。その時に感じるのは、私たちが担う使命の重大さです。こうした仕事の一つひとつが、私に新たな発見とさらなる成長を与えてくれていると思っています。今ある自分に満足することなく、AIなどの先端技術にも積極的に目を向け、未来の鉄道を担う「価値の創造」に貢献していきたいですね。
2023年の大規模リプレイスを完遂すること。また、その経験を通じて大きく成長すること。それが、今の目標です。新たな価値を提案できるエンジニアになるためには、技術的な知見が欠かせません。情報処理技術者試験の高度試験にすべて合格し、お客さまの悩みに即答できるエンジニアになりたいですね。
※掲載内容は取材当時のものです。